Cubase でマスタリング


一通り,Cubaseで作業をしてみようかなって事で,一曲マスタリングしてみる.


外部音源を使っているので,トラックダウン作業が面倒くさい.
Cubase で外部音源を鳴らして,ミキサーに出力して Cubase でリアルタイム録音.
この方法って,あんまりスマートじゃないような.何かもっと良い方法は無いのか.
マルチ音源のVSTインストゥルメントも,1つ位は持ってないと駄目かな,と思った.
# 良く聞くのは,SampleTank 2 LHypersonic あたりか.よく分からん.


という事で,音によっていくつかのトラックに分けて,MIDIからピンポン録音.
ドラム/ベース/リードは,一応,ちゃんと別々のトラックに録音した.
が,面倒臭くなって,シーケンスラインとかパッドとかは,
音源出力のまんま1トラックに直接ミックスダウン.
(ギターは VSTi なのでオーディオデータに落とし込む必要が無い.楽だ.)
# せめて,ブラス系位は分けた方が良かったかも.
# でも,スネア/バスドラ/タム/シンバルを別々に録音するような気力は,もう無い.
# 昔は普通にやってたのに.あのエネルギーはどこから来てたんだろうか.
# 音源出力まんまの一発録音になる日も,そう遠くないよな...


MIDIをオーディオデータに落とし込んだら,あとは通常のミキシング作業.
基本的に,ゲームの音楽は「背景」なので,コンプレッサーで潰しまくって,
起伏を無くすってのが常套手段らしい.
って事で,EQでドンシャリにして,Compでペッタンコに潰す.
あとは空間系エフェクトを適当に掛けたりとか.
...うはぁ...,この操作は感動的に快適.
# MTR環境は,もともと KORG D8 だったので,それに比べたら当たり前.
この段階になると,ほとんどがマウス操作になるし,
つまみとかフェーダとか,直感的作業が多いので GUI の本領発揮.
Cubaseってこっちの方に,大分力入れてるのかな,と思った.
ミックスダウンは,ワンコマンドで完了....素敵.
# 普通にDAW環境使っている人にとっては当たり前なんだろうけど...
...完成.


最後に,ogg vorbis に圧縮してみる.
最大圧縮にすると,かなり高音域が強調されて聞こえる.
コンプで潰しすぎたハットやシンバルがかなり耳障り.これは修正するべきだろう.
ここら辺は,慣れてくればミキシングの段階で,ある程度調整できると思う.
それにしても,2分の曲で 約920kB ってのは,非常に魅力的.


ミキシングがやや面倒だったけど,
初めてCubaseMIDI打ち込んだの時に比べると,
オーディオ編集については,かなりすんなり出来た気がする.
うーん,初めて一つの環境だけで音楽作ってみたけど,
DAW環境って,やっぱり素敵だと思った.