AcrionScript でからくりショパン


GIMMICK – FANTAISIE IMPROMPTU | Si+ (wonderfl.net)

SiON v0.652 で MIDI データ読込に対応しました

MIDIデータは、「音楽データとしては圧倒的に容量が小さい」という大きな特徴があります。このため、まだフロッピーがメインの外部記憶媒体だった時代から、ストレージ容量が限られていた時代、ネット回線が細かった時代、携帯電話のインフラが十分でなかった時代、それぞれの時代/場所で少しずつ形を変えながら、しぶとく長く広く普及してきました(今でもカラオケなどの領域では現役です)。
これら MIDI 普及の大きな要因は「圧倒的に容量が小さい」という特徴によるものでしたが、近年では扱える情報量が大きくなったため、このメリットはほとんど得られなくなりました。結果、所詮「楽譜」でしかない MIDI データが録音した音そのものに勝てるわけも無く(これに関しては後述)音楽データとしての役割を終え現在に至ります。
このような背景から「動画配信が主流の時代に、今更 MIDI データ対応とかナイワーwww」と思われがちですが、自分はそうは思っていません。
MIDI データは、上述の経緯から「音楽データ」として扱われていますが、本来は「楽譜データ」です。楽譜データにしか出来ないことはいっぱいあるはずです。今回はこの点について書いてみようと思います。

続きを読む